サヨナラ OL

社会人大学生(卒業)→1年の就活を経て希望職へ  安月給ですが貯蓄を意識しつつ生活に潤いと心に栄養を与えることを大切に生きてます。

田舎暮らしに殺されない法:丸山健二著

 

田舎暮らしに殺されない法 (朝日文庫)

田舎暮らしに殺されない法 (朝日文庫)

  • 作者:丸山健二
  • 発売日: 2011/05/06
  • メディア: 文庫
 

 

「何だか愚痴の多い夢のない本だわね」
「もう読むの止めようか?」と思って、とりあえず他の人の評価はどうなんだろう?と気になりAmazonのレビューを見て見ました。
ふむふむ。え?。あ、そうか!
レビューを読んで読み進めると作者の言いたい事が良く分かりました。
都会の生活に疲れて田舎に行っても更に疲れるだけだよと、と言う内容なんですが、私もこの内容に思い当たるところがあります。
昔、親の都合で一時期「本当の田舎」に住んでいた事があります。
周りは同じ苗字ばかりの集落で、結婚も葬式も全て集会所でおこなわれ誰かが死ねば朝一から放送が掛かっていました。
この本の中で笑った「田舎あるある」が、引っ越して来た時に菓子折りを持って全てに挨拶に行かないと、ずっ~とその事を言われ続けたあげく村八分にされます。
田舎の人が優しくて、ゆったりした暮らしができるなんて妄想ですww
田舎の人は「よそ者」を異常に嫌います。
そして「よそ者」のアレコレを知りたがり都会のようにほっておいてはくれません。
 
本当に田舎で「ゆったりした穏やかな暮らし」ができるのかどうか、この本を読んでから決めた方が良いです。
あと、Amazonのレビューでこの本と同じ目にあった人の補足のような内容も一読すると参考になると思います。
 
私が田舎暮らしで知った驚きは、田舎は思った以上に下水処理がされていないので、未だに汲み取り式のトイレが一般的だったということです・・・。