大学を卒業したら、そちらの世界に行く予定でしたが、当初、会社を辞める予定はありませんでした。
もともと、2つの仕事、職場を持って働きたいと思っていたので、辞めた会社と大学で学んだ仕事と複業(←副業ではありません)としてやって行く予定でした。当初は。
でも、辞める事にしたのは、私の立ち位置が変わったからです。
私が働いていた職場は、男性が9割の技術職の業界で、女性はほとんどいません。
そのため、女性は雑用係になりやすく、非正規でいると特にその役割が当然になって来ます。
だんだん当初の仕事内容とは異なり、雑務が増え、本来の仕事が全くなくなり、私がいる意味はなく、これからも働き続けるなら庶務&雑用としているしかありませんでした。
大きな問題は、技術職の人間の異常なプライドの高さと、会社のデジタル化によって、そこに取り残された「おじさん」のお手伝い業務がメイン化になった事でした。
また、派遣会社の対応にも問題があり、最後は上が出て来て派遣先と話し合いが持たれ、結局、取り残された「おじさん」はデジタル化と向き合い、プライド高男さんは私と安易に接触できなくなりました。
この業界が初めてではないので、久しぶりに戻った世界で「やっぱり、ひどいな」と確信し(爆)、誰かの考えを変えたりできないし、このモラハラ的な空間にいる事で、自分がその影響を受けたくないと思いました。
モラハラ的な話し方をされると、自分もキツい言い方で返してしまうので、そういう話し方が日常化され自分の癖になってしまったら、もんのすごい嫌だと思ってました。
話し方って、やはり影響されますし、職場は1日の大半を過ごす場所ですから、自分の人生に及ぼす影響って大きいと思うんですよね。
1年以上いたので、1年検証してみて「何も得る物がない」と最終判断が出たので辞める事にしました。
技術的な面、人間的な面、何も得る物はありませんでした。
特に、上司と言われる人が分かりにくいモラハラ的な人で、「この違和感は何だろう」とずっと思っていた時に、その上司を今の会社に呼んだ先輩が社内にいて、その人に上司の家庭の事や職歴の事を聞いて「やはり」と思い、こういう人のそばにいると悪い影響が及ぶとも思いました。
私は、人の発している悪い信号をすぐキャッチするタイプなので、「この人間は悪影響だ」と感じたら、すぐ離れるようにしているのですが、職場で上司なら簡単には離れられません。
ここで、上司と書いている事すら違和感があります。
一度、個室に呼ばれ「私は、7000人の会社にいたんですけどね。あ、これ言わないで下さいよ」と話し始めた事があったんですが、この時、「この人は何て恥ずかしい人なんだろう」と思ったんです。
何故なら、私が4万人の会社にいたからです。
もちろん、そんな事言いません。
キャリアが長くなると、色んな事が分かって来ます。
賢い人は、自分の事を賢いとは言わない。
仕事ができる人は、自分で仕事ができるとは言わない。
人に言われる事で、その人の価値は上がるんだと。
その他もろもろを見ても、この会社で得る物や成長できる部分が本当になく、仕事にしがみつく危険性を経験していたし、人の話からも聞いていたので、良い機会に区切りをつけサヨナラしました。
サヨナラした事は全く後悔していませんし。
4月がゆっくり丁寧に進んで行く事に、何とも言えない幸福を感じます。
私が書いた事を「自分は割り切れる」と思う人もいると思います。
でも、自分の中で割り切れない、処分できない感情があるなら、そこから離れる事も大事だと思います。
人の許せる、許せないは異なるので、他人の安易なアドバイスに従わず(職場に固守してる人や環境の変化を嫌がる人は否定して来ます)自分の心がどう感じているか、どこまで耐えられるかを考える事が大切だと思います。
何かに執着する事ほど良い結果にはなりません。