平凡な4人家族の銀行員「倉田」が、駅のホームで割り込みを注意した事から起こる不可解な出来事。
事件の犯人を追う中で、出向中の電子部品会社で起こる不正疑惑の謎に部下の摂子と立ち向かうストーリ。
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池井戸さん時々読むんですが、これ面白かったです。
Amazonのレビューには、少し終わりが物足りないかも?とあり、自粛期間中に買って読んだ「かばん屋の相続」が、短編を集めたもので面白いけど、ちょっと終わりが消化不良だったので、これは結末がちゃんとあってスッキリしました。
6つのストーリーがおさめられています↑
「シャイロックの子供たち」も先に読んでいたんですが、これも面白かったです。↓
どちらかと言うと、シャイロックの方が面白かったです。
短編小説かと思いきや、一つの(銀行)支店の従業員一人一人の出来事から、なくなった100万円の行方を追う話です。
でも最後「で、結局どうなの?」な疑問も浮かぶんですが、多分・・・なんでしょうw
元銀行員の池井戸さんの小説なんで、銀行の話が多いのはもちろんなんですが、よくここまで銀行ネタでこれだけたくさんの作品を書けるなぁ、と驚きます。
ある作家の方が、「ヒット作を書くことはできても、書き続けられる作家は少ない」と言っていて、銀行って言う限られた枠の中でこれだけの数の小説を書き続けるってすごいです。
ま、たまに入り込めなくて読み終われなかった作品もあるんですけどねw
池井戸さんの本て貸し出し中が多いのですが、単行本なら結構あるので、少しづつ制覇していこうと覆います。
でも、作品が多い人あるあるで、どれを読んだか分からなくなるっていうねw
林真理子さんは、それで何度ミスったことか・・・(爆)