益田さんの「週末、森で」シリーズを読んで、他にも何か読みたいなと思って読んだコレ↓
◆「お茶の時間」-カフェが自分の部屋化していることないですか?
益田さんのキャラクターたちは、よくカフェでおしゃべりしています。
ご本人もきっと、カフェがお好きなんでしょうね。
私がとても共感したのが、家になんとなくまっすぐ帰りたくない日、すごろくで言う「一回休み」のマスが欲しい時があるというコマです。
家になんとなくまっすぐ帰りたくない日ってある。
すごろくの「一回休み」は残念なマスなはずだけど、社会人には必要な「一回休み」
「一回休み」にちょうど良い場所、そこは「デパ地下」と、話しは続いて行きます。
オシャレな店長になめられ、自分の紅茶だけ半分しか入ってない事を30年経った今でも覚えている益田さん。
私もある。
南京町にあるチェーンカフェのバイト面接に行った時、大阪から移って来たばかりという27歳の女店長が、死ぬほど嫌な女で10年近く経った今でも覚えている。
あの時思った。
「砂漠でこのカフェしかなくても、私はここのコーヒーを飲まないだろう」
10年近く経った今でも、このカフェのコーヒーを飲んだ事はない。
これから先もきっとない。
1杯280円(当時)のコーヒーに、どれだけのファンをつけるかがいかに大事かを語った女店長は、1杯280円のコーヒーに1人のアンチをつくった。
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益田さんは、若い編集者に「お若いですね~」とか「お母さんおいくつですか?」は「聞かない方向でやっていくことにしています」なのだそうです。
10代、20代前半の時、よくこれ↑聞かれてたけど、聞かれる意味が全く分からなかった。
派遣会社の担当が若い男性で、久しぶりに会った時、真っ黒に日焼けしていたので聞くと音楽フェスに行ったんだとか。
「へぇ、お若いですね」と言ってみたものの、どうもこのセリフが私っぽくなくて言った瞬間違和感を感じた。
フェスに行く理由と、真っ黒に日焼けする理由を無理から「若い」にこじつけたようで違和感。
年下の友達に、「私ってお姉さんキャラじゃないし、(年下と)付き合いにくい」という話をしたら、「だから、楽なんですよ」と言われて驚いた。
年下と付き合うのに、お姉さんにならなくて良いのかと。
私はこのまま、変な「ゆがみ」を入れることなく私でいようと思った。
ーおまけの話ー
益田さんの絵って、「私にも描けそうなイラスト」ランキングがあれば、上位に行きそうなほど線が少ない絵なんですが、私が益田さんの絵で一番気に入ってるところは、