サヨナラ OL

社会人大学生(卒業)→理想の働き方求めて彷徨い中

【読書】ぼくがスカートをはく日

児童文学が好きで時々読むんですが、この本すごく読みやく面白かったです。

 

題名の通りLGBTの本なんですが、主人公の男の子は女の子になりたい男の子です。

両親が亡くなって、叔父叔母さんの家でいとこ2人と同居しています。

 

亡くなった親は(特に母親)は、息子の女の子になりたい事を知っていて、それを受け入れる事にしたのですが、叔母さんはこれに反対です。

 

いとこにもからかわれ、学校でも居場所のない主人公が演劇のオーディションを受ける事をきっかけに、自分を受け入れようとし始めます。

 

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LGBTの世界が児童文学にも進出したのか~と驚きだったのですが、読んでみるとLGBTの問題って学校の中にあるいじめや家庭環境の悩みと同じように当たり前に存在する身近なものなんだなぁと思いました。

 

そして、こういう悩みを持った子がいれる場所や大人の存在がすごく重要なんだなと思いました。

 

主人公に女役を与えた事で、学校を追われた先生が主人公に手紙を書くのですが、その内容がとても良かったので一部抜粋して紹介します。

 

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「きみのことを悪く言う人がいる、きみはそう思って傷ついてるかもしれない。だが、忘れないでほしい。世の中のほとんどの人はやさしい心を持っている。

手をさしのべてくれる人をみつけなさい。そして、その手にたよりなさい。」-p286

 

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主人公の周りには、主人公に意地悪するクラスメイトや理解してくれない叔母さんがいますが、反対に理解してくれる先生や、自分を頼ってと言ってくれる友達やその親がいます。

 

自分の味方をしてくれる人はいるのに、自分を傷つけようとする人の方に感情が飲み込まれてしまうんですよね。

 

この本はアメリカの本なんですが、この本にはLGBTNPO法人なども加わって出版されており、こういう内容の本がもっと気軽に世に出るようになれば良いなと思いました。

 

 


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