1963年に三越百貨店にオートクチュールの指導をするために来日した林アメリーさんの著書です。
もともと裁縫が好きで、パリの裁縫学校で学んだあとクリスチャン・ディオールのアトリエで働き始めたアメリーさん。
ディオールで9年働いたあと、若手デザイナーだったギ・ラロッシュのアトリエに入り4年後に日本行きが決定したそうです。
その後、日本人の夫と出会い、着物を使ったパッチワークや洋服作りにシフトしていきます。
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アメリーさんが着物で作る洋服やカバーが本当に素敵で、毬の柄をあしらったベットカバーは惚れ惚れするほどです。
色彩感覚や柄のバランスが良くて、持ち前の才能が素晴らしいのですね。
あまり本を出されていないアメリーさんですが、この本ではご自分の経歴と作品が紹介されているので、一冊でアメリーさんのことが分かります。
ブルーの目をしたアメリーさんが着る着物のリメイク服が素敵で、やはり服は着こなす力なんだと思います。