◆うまいこと老いる生き方
92歳の精神科医中村恒子さんの「うまいことやる習慣」の続編です。
今回は、50代の精神科医奥田弘美さんと対談方式の著書です。
老いの手前にいる奥田先生が「老いる」ことや「生き方」について、中村先生からアドバイスやヒントをもらいます。
中村先生は、戦争を経験しているので人生の選択肢もなかったし生きていかなきゃいけないから、今の選択肢の多い世の中の方が生きづらいかもとおっしゃいます。
中村先生は、交友関係が多い方が良いという現代の風潮について、「たくさんの人と関われば関わるほど、価値観が合わない知り合いが増えるだけ」(P63)とおっしゃているのですが、これには共感。
ベストな人間関係のコツが「気の合わない人と付き合わない」だと、現在の風潮は真逆を行くことになりますね。
結構人って、やってることと思ってる事が逆だったりするんですよね。
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◆大人美容 始めること、やめること
大人の美容法について美容のプロ2人の対談本です。
ザァーとしか読んでないのですが、大人の肌事情の例えが面白くてですね。
大人にとって大切なのは「湿度」だそうで、要は「潤い」ってことなんですが、「大人になるって、ドライフルーツになっていくことなのよね。」(p115)
い~や、この表現すっごいツボるw
「どんな美人だろうと、みんな等しく乾いていく」
いや、まさにね!
白髪を見つけた時、「人間みんな平等に年をとるんだな」と思ったあの感じ!w
「いかに半生くらいに持っていくか」
「どうせなら、ジューシーで高級そうなドライフルーツになりたい」
いや、すごい名言だらけですよ(爆)
頑張って千疋屋のフルーツ目指そうってお話でしたw
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◆カムカムマリコ
林真理子さんの新刊です。
コロナ禍中のお話がメインです。
その後に、林さんとうとう日大の学長になりましたね。
これはすごい。
以前から日大問題については書かれていて、母校のためにひと肌脱いでもいい!とおっしゃてはいたけど、まさか本当になるとは驚きです。
林さんて、本当に一線で働かれる方ですね。
絶対、引退とか出来なさそう。
これからも、学長の仕事と並行して連載も続けていくそうで、ますます忙しくなりそうですね。
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中村先生の話とか林さんの著書を読んでいて、「私にはまだまだ働く覚悟が足りないなぁ」と思いました。
そう、今の私に足りないのは覚悟だわ。