長々とした感想はないけど、面白かった本があります。
++++
「元カレの遺言状」で知られている著者の新川帆立さんのエッセイ本です。
旦那さんの仕事の都合でアメリカやイギリスに駐在してたそうで、その時の暮らしが書かれてあります。(1冊目がアメリカで2冊目がイギリス)
ちょっと面白いのか、新川さんの「鞄論」です。
新川さん、とにかく鞄が好き(爆)
鞄を両サイドに置いて寝ると、左右どちらを向いても鞄があって幸せなんだとか。
完全に鞄のヘンタイですw
鞄の最高峰であるバーキンのために、せっせと働いてバーキン貯金を増やすもののバーキンがどこにもない。
これでは、バーキン代を稼ぐよりバーキンに出会う方が難しくなってきたと新川さんは言う。
新川さんはご自分で「(私は)よく稼ぐほうなので」とおっしゃっていて、東大を出るくらいなので「勉強はよくできた」らしく、なんだか端々で気持ちの良いことを言う人だな〜と思いながら読んでました。
個人的に一番好きな鞄の話は、アメリカではどのブランドより飛びぬけてCOACHが人気なんだとか。
その理由が「丈夫だから」!
アメリカっぽーい(笑)
++++
◆少子化対策したら人も街も幸せになったって本当ですか?:泉 房穂
泉さんの本は大体読んでるのですが、ひろゆきとセットってどんな感じなのかしら?と半信半疑で読んだ本です。
ひろゆきさんの印象はそんなに残らないのですが、泉さんの話はすごく印象に残ります。
泉さんは障害を持った弟さんがいたので、冷たい社会に対する反骨精神から政治の世界に入ったようですが、それ以外にも泉さんの持つ先見の目が政治の世界でとても活かされたようです。
泉さんはご自分で「これをあぁしたら、こうなる」と未来がなぜか分かるとおっしゃっていて、何をどうすれば上手く経済が回って行くのかというのが理屈なしに分かるそうです。
反対に、明石市のように市民に特化した政治は得意ですが、神戸市のような開発都市(港や空港などの開発された街)は分野が違うそうです。
目の前の困ったいる人を助けながら経済を上手く回すのが得意なんでしょうね。
泉さんの性格がうかがえる面白いエピソードがあって、街の人口が増えるとそれだけ交通量も増え、新たに信号機の設置場所が増えるそうです。
しかし、信号機は警察の担当らしく、警察は市の権限にないため(確か国の管轄)警察に赴いて信号設置をお願いしたそうなのですが、なかなか話が進まずしびれを切らした泉さんが「じゃ、あそこの使ってない信号を引っ込ぬいて、こっちに持って来ていいですか」って聞いたら笑われたって(笑)
信号機のリサイクル。
たくさん出されてる泉さんの本ですが、本によって全く違うエピソードや政策の裏側が書かれてあって本当に勉強になります。