皆さん、もうこちら読みまして?
私は、最近読みました。
2016年で韓国で40万部売れた本なんですが、著者はもともと映画の脚本家の方なんですね。
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【登場人物】
◆ユンジェ・・・通常より偏桃体が小さく、感情を感じ取ったり出したりができない
◆母・・・ユンジェの母。若くしてユンジェを生み、夫はすぐに亡くなる
◆おばあちゃん・・・ユンジェの母の母。口が悪く、ユンジェを怪物と呼ぶ
◆シム博士・・・ユンジェの家の2階に住む元脳外科医。現パン屋
◆ユン教授・・・ゴニの父。ユンジェに奇妙な依頼をする
◆ゴニ・・・ユンジェの同級生。ひょんなきっかけでユンジェと出会う
◆ドラ・・・ユンジェの同級生の女の子。走るのが好き
(まんじゅう・・・不良少年、針金・・・不良集団のリーダー)
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アーモンドとは、偏桃体の事だったんですね。
感想を言うと、「先が読める」です。
この先どうなっていくのか、素人の推測通りに話が進むので、正直印象に残らないという感じです。
ただ、困難な状況のユンジェに手を差し伸べ見守ってくれる大人がいる事、友達を作るのが難しいユンジェに友達ができるのも希望が持てて、読んだ後イヤな気持ちになりません。
ただ・・・先が読める。
私、もしかしたら韓国文学と相性が悪いのかもしれません。
今までも、韓国の本を日本語訳で読んだ事があるのですが、おもしろいと思いませんでした。
日本で活動されていた、お笑い芸人のヘリョンさんの本は原本を韓国で買って読みましたが、そんな悪くなかったんですよ。
翻訳されると、ちょっと変な感じになるからかな・・・
いや、原文なんて到底読めないけど(滝汗)、日本語訳になると情景とか言葉遣いが分かりずらいところもあって・・・
おばあちゃんとゴニの口の悪さが、愛情のある悪さと口癖のような悪さがあまり伝わって来ず、ゴニの「ちくしょう」の連発は、あの言葉を言っていたのかな?とか考えてしまいました。
大人の小説というより、児童文学よりではないかな?という印象でした。