繊細、繊細といろいろ騒がしい世の中のになりました。
「繊細=神経質」と言われているようで、HSPを繊細さんとうたう本はあまり読まないのですが、漫画タイプのこの本はとっても共感できて、実際の解決策も書かれてありためになりました。
◆わたしは繊細さん まんがでわかる! HSPが自分らしく生きる方法 [ 武嶌波 ]
HSPに関する思いは過去に書いたのですが、
HSPという気質のベースに性格が加わって、いろんなHSPがいます。
だから、HSP関連の本でもすべてが共感できるわけではありません。
この本は、「こういう状態」の時、どう対処できるか具体的に書かれていて、HSP気質が発動した時のことが書かれてあります。
特に共感できたのが、飲み会がぐったり疲れてしまうシーン。
私も飲み会や歓迎会が苦手で、「嫌い」というより身体が拒否反応をしまします。
もっと深堀りすると、身体が防衛しようとしている感じがします。
防衛というワードが出てきて、ハッとしました。
たくさんの人がいる場所だと、その場にいる人たちの感情や動作が目に入って来てとても疲れるので身体が「行くな」と信号を出しているんだと気づきました。
この本の中で、HSPの人は目の前の飲み物が当たり前に見えるのと同じように周りのいろんなものが見える。と書かれています。
それは、どうしようもないことで防ぎようがないこと。
だから、身体が見えないようにするより行かないことを進めているんだと気づきました。
以前からなんとなく「3人以上の食事会にはいかないようにしよう」と人数を決めていたのですが、これもきっと身体が決めた数字なんだと思います。
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HSPという言葉を知ってだいぶ経ちました。
たくさんの本も読んだし、大学で心理学も学んだけどそれでも、自分のどの部分がHSP気質でどれが性格的要素なのか分からないことがたくさんあります。
今回の本で読んで知った私の「なんとなく嫌な気がする」が身体から発せられていた防衛本能だと分かり、「まだまだ知らないことばかりだな」と思いました。
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本の中で、「繊細さを克服すべき課題としてとらえるのではなく、いいものとしてとらえる」とアドバイスが書かれてあります。
すごく前向きになれる本(漫画)でした。