前回ご紹介したわたべぽんさんの本なんですが、
他シリーズも気になり読んでみました。↓
わたなべさんは、幼少期かなりお母さんのことで苦労されたようで(今でいう毒親)、その経験から自分にどこか自身がなく肯定感が低いそうです。
「私なんか」が口癖で、おしゃれする事も幸せになる事にも、どこかもどかしさを感じています。
小さい時の自分を慰めるべく、まず小さい時にできなかった事をひとつひとつやって見る事に決めたぽんさん。
ひとつ成功する事で、心の中の自分が慰められ心のわだかまりが薄れて行きます。
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いや~、分かるわ~(爆)
ちょっと、田房永子さんと似ているようで、田房さんはかなり直球で攻めの内容に対して、わたなべさんは柔らかく優しく描いていますが、内容的には同じ毒母の元で育ち実家との距離感を保っているのは同じ感じです。
いろいろ共感する事も多かったのですが、他人に親の話しをすると理解されるどころか責められる場面は特に共感でした。
「親だって完璧じゃないんだかさ~」
「親になれば分かるよ」
「親孝行したい時には、親はいないよ」
という親絶対説↑
みな完璧じゃないから、暴力も虐待もネグレクトもモラハラも許される親と、それ全てを受け入れなければいけない子供。
親にならなくても、親が子を狂うほど殴る事が異常だというのは分かる。
これは、毒親育ちにしか分からない答えだ。
だから、簡単に親との関係を口にしてはいけないし、それを言うとどうなるか分かっているから言えないんだよね。
「話せば分かるんじゃない?」とか「だれも毒親になりたくてなってるんじゃないよ、そんなこと言うなら親はみんな毒親じゃん」と言う人がいるけど、声を大にして言いたいのは、
毒親の狂暴さを舐めんなよ!
子供の心と身体を傷つける事に関しては、すごいスキルを持ってる人たちです。
と、過去の親との事で苦しんでいる人には、解決が見つかる本かもしれません。
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「やめてみた」シリーズをさらに読んでみた。
人見知りの話が興味深かった。
人見知りでも、プライドが高い人見知りさんとプライドが低い人見知りさんの話で、「私、プライドが高い人見知りだ!」と気づきました(爆)
ガーン( ゚Д゚)w
プライドが高い人見知りは、周りを拒絶し壁を作る事で自分を守り話さない。
また、話題を振られるまで話さないのも特徴的・・・あぁ、私自分から積極的に行かないタイプだわ~
反省した。(撃沈)
あと、人はある程度自分を作らないと上手く人間関係作れないんだなと知りました。
素のまま思った事を言ったり、感じた事をすれば周りの空気も関係性も悪くなります。
相手に気づかいや言い方を変えたりする行為は良い関係を生み出すために必要なんだなと気づかされました。
とっても奥が深い本でした。