気になる本があればどうぞ↓
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ミッドナイトスワン
「原作読まないと細かいところまで分からない」と友人に言われて読みました。
とても良い映画だったけど、「最後どうなったの?」と思って友達に聞いたら上のことを言われました。
ふむふむ、細かいとこまで書かれていて「なるほどな」と思いました。
映画だとトランスジェンダーの凪沙に違和感なく接するのがバレエの先生だけなんですが、原作ではもう一人、凪沙の昼の職場の同僚が「そう、こういう人もいるんだよな」と思わせてくれる人物が出て来ます。
恐らく凪沙と同じ立場の人からは、賛否両論ある話だと思います。
あるゲイの方は、この映画を見て「うちらの世界って、こんなに暗くないんだけどなぁ」と思ったそうです。
「悩んでる本人や親もいるよ。でも、そういう集まりに行ったら皆ビックリするくらい普通だし明るいよ」と言っていました。
私たちが知らないだけで、この世界も多様なんだろうなと思います。
↑文庫本しかないのよね。私、カバー派なんだけどw
この映画は、主題曲がほんま良い
ついでに、予告も載せとく↓
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輝ける場所を探して:山口絵理子
バングラディッシュで作ったカバンを売っていることで有名なマザーハウスの山口絵理子さんの著書です。
「国際」とつく機関を目指して働き続けるのか迷っている時に、山口さんの本を読み「あ、同じような視点の人がいるな」と思った記憶があります。
「国際」とつく機関が、実は国際的でないということに気づいてしまい、行政機関て予定やスケジュールをこなすことがメインで、何かを生み出すことはしないんだなと知った瞬間自分には及びの世界じゃないわ、と悟りました。
この本では、バングラディッシュのカバンがメインだったマザーハウスが、インドネシアやスリランカでジュエリー部門を立ち上げるまでの山口さんの葛藤の(←)日々が綴られています。
国と伝統工芸をいろんな目線で見て、人々の習慣や文化的背景から来る感覚の違いなどまるで山口さんと一緒に苦悩しながらジュエリー作りをしている気分になります(笑)
◆ジュエリーマザーハウス
ジュエリー マザーハウス|JEWELRY MOTHERHOUSE
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オリエント急行の殺人
メソポタミアの殺人
アガサクリスティシリーズを読んで行ってます。
↑ここからスタートして、今「メソポタミアの殺人」を読んでます。
アガサクリスティの本で驚くのは、現在ではテロや情勢不安などで渡航が危険なシリアやイラクなどの中近東エリアがよく出てくることです。
アガサクリスティの時代は、そんなことなかったんでしょうね。
「メソポタミアの殺人」で、探偵のポアロがこっち(イラク)に来る予定になっていることを署長が説明するシーンがあります。
「シリア軍内部の不正事件を調査していたそうでしてね。ちょうど仕事がおわったので、バグダッドを見物し、そのあとふたたびシリア経由でロンドンに帰る予定らしい」-p113
今では、考えられない調査と見物地と経由方法ですw
しかし、あとがきを読むとアガサクリスティの時代、イラクはイギリスの支配下にあったと書かれているので、イギリス人も多く住んでいたので行き来がしやすかったんですね。
そうだ、アガサクリスティの本がイギリスの本だなと思うのが、「ハーマイオニー」や「ウェーザビー」というハリーポッターでお馴染みの名前が出て来る時です。
ハーマイオニーは、もともとシェイクスピアの作品から取っているとJKローリングも言っていたので、ありもしない名前というわけではないですが、突然出て来るとビックリします。
ハーマイオニーが出て来るのは、「オリエント急行殺人事件」です。
このオリエント急行殺人事件は、ジョニーデップで映画化されています。
2017年の作品なんで比較的新しいですね。
出演陣が豪華と話題だそうです。↓
見た感じだと原作と少し違うのかな?と思いますが、評価はとても良い作品です。
しっかし、ジョニーデップ悪い顔してますね~(爆)