どっさり読んだので、ちょこっとずつ感想を書いてみた。
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なぜこんなに独特な文章なのか、なぜメディアにでないのか、なぜ海外でも知られているのかを村上さん自身が解き明かされています。
勝手に売れて勝手に海外で名が知られたいったのかと思ったら、海外では自分で出版社に売り込みに行っていたのだから驚きです。
静観体質で実は動ける村上春樹のようです。
文章が独特だから、尊敬する先生のオヤジギャグまでも哲学的に書くのだから笑ってしまった。
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ドラマ化された「元彼の遺言状」のシリーズ本です。
3シリーズあるのですが、新刊が出るたびにぐっと内容が良くなって読みやすくなっています。
作者の新川帆立さんがミステリー大賞を取った理由に、「書き続けらる人だと判断した」というのがありました。
先ほどの村上春樹さんの本の中でも「書き続けられるかどうか」が作家としてとても大切で難しいことなんだと書かれていました。
剣持麗子シリーズは、恐らくまだ続くでしょう。
続きが楽しみです。
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下町商店街の隅にあるフレンチレストランでのお客さんと従業員4人のお話。
もし、近所にこの店があったら絶対行く!
料理は美味しいし、店の雰囲気も気取らずシェフもそこそこ変。
一話読み切りのミステリー小説
シリーズがあるそうで、全シリーズ読みたくなる小説です。
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◆「神様」のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~ [ 菊池 真理子 ]
この本を読むと、親は神に仕えているけれど子供は「親」という神に仕えさせらえているんだと分かります。
親が教理をどう解釈して、どう家庭に取り込んでいるかで宗教2世の人生は大きく異なります。
某宗教では、芸能が一切禁止なのに芸能人の信者がなぜ芸能活動を辞めずに信者を続けられるか不思議だったのですが、日本では規律が厳しいので教理がゆるい海外の拠点に籍をおいているそうです。
要は、国で教理の解釈が違うってことですね。
使えるのは神、でも教団を回すのは人間ってことを忘れてはいけない。