美味しそうな表紙誘われて読んだら、すっごい面白かった!
自分のあまりの気品に、周りが自分のことを「宮様」と勘違いしてるんじゃないかと心配する爆裂キャラの祖母とそのお世話係の孫とのロンドン珍道中・・・ではありません。
この本は1冊もう映画ですw
超高級ホテルに泊まっているのでバトラーがつくのですが、そのバトラーと「思い出のルームメイト」に会いに行くのはハリウッド並みのストーリー展開です。
「実はバトラーは…」の「えっ!あなたって!」のシーンも、人生を語るバトラーの言葉も完全映画です!w
多分、少し脚色すればメリル・ストリープで映画化できると思います(爆)
++++
余談ですが、著者が兵庫県の方なので「有馬温泉」とか、祖母の「せんでよろし」というワードや言い回しが出て来て親近感です。
彼女たちのバトラー「ティム」が言う「恋愛は必ずしも、人間関係の頂点にあるものではありません」って言葉、すごく響きました。
「旅は出会い」というけど、いや、本当ですね(しみじみ)