大原さんの本は、以前にこの2冊のどちらかを読んだのですが、その時はあまりピンと来ませんでした。
今回の「なるべく働きたくない人のためのお金の話」は良かったです。
Amazonのレビューも高評価なのですが↓
今回の本は、タイトル通り「お金の話」で、節約本でも資産を増やす話でもありません。
お金が自分にとって、どういう存在であれば負担にならないかのようなことが書かれてあり、私も幾つか共感するところがありました。
仕事で従業員の給料を扱っていた時、税金の持って行かれ方がえげつなくて(爆)
「高額な税金を払うために、収入を増やしている」と感じてました。
税金は、国民がお金を出し合って暮らしやすい社会を作り出すためのお金なので払うことに意義はないけど、その払うお金に対する気持ちが常にマイナスであるから、支払いが億劫なんだと思います。
高所得者であっても低所得者であっても「働き方」や「生き方」が自分に合っていれば、支払う気持ちも全然変わって来ます。
みな、所得を上げることが第一優先で「働かされている」「仕事は辛くて当たり前」が前提過ぎて、自分が「どうありたいのか」ということがないがしろにされています。
そこんとこをもっと突き詰める必要があると著書では述べています。
私が仕事を辞める時、すごい社会保障(年金や国保)にこだわる人がいたんですが(←私に社会保障を大事にするよう力説する)私は、最低限の保証があれば良いタイプなのですが、やはり拘りどころや譲れない部分は人それぞれなので、自分の拘りや不安に思う事を知っておく事が大切なんだと思います。(そして、それを妥協しない)
大原さんの著書の「ゆるい」ところが、大原さんはスコーンを手作りしているのですが、これが安上がりで美味しくて満足されているのですが、「買って来たものは、それはそれで美味しい」と分かっているところです。
そう、手作りは安上がりだけど、買って来たものは便利で美味しいに間違いないんですよね。
そのあたりも否定せず、寛容に受け入れるとこが人生をおおらかに豊かに生きる秘訣ではないかと思います。
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