◆声優という生き方:中尾隆盛
バイキンマンやフリーザの声でおなじみの中尾隆盛さんの「声優」についての本です。
これは、「お仕事と生き方」シリーズの本でいろんな職業の方に自分の仕事について書いてもらうシリーズ本です。
以前、中尾隆盛さんのインタビューをyoutubeで見たことがあったのですが、生い立ちにいろいろあったようで、中尾さんの人生がとても気になっていました。
お芝居をこよなく愛されていて、声優になるつもりは全くなかったようですね。
むしろ、声の仕事が嫌だったようです。(^^;)
難しいことが書かれているわけでも、声優について極意を書いているわけではありませんが、「声優=アニメ」ではないことや「声優は声が一番最後」なんて話はこれから声優になりたい人にはとっても参考になるのではないでしょうか。
薄い本ではありますが、中尾さんの魅力たっぷりの本です。
中尾さんのファンの方、声優の仕事中身について深く知りたい人にはお勧めの1冊です。
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◆まあまあふうふう。:八千草薫
もう、八千草さんのイメージそのままの品のいい温かい本です。
八千草さんは、山歩きがとても好きで山に家を建てられたそうで、そこでの暮らしや女優人生について書かれています。
こちらも薄い本ですが、サラッとあっという間に読めてしまいます。
数年前にお亡くなりになられましたが、その原因である「がん」についても書かれています。
がんが見つかっても「まぁ、しょうがない」と思ったことや、遺言状を書いていて気持ちが沈んだ話など人生経験が豊かだからこそ思うことなどが「なるほどな」と思いました。
年を取ることに落ち込んでる人にお勧めの一冊です。