「ジャケ買い」って言葉がぴったりな表紙の本です。
元占い師の女将の小さなおでん屋さんでの話です。
結婚したい女性がやって来て、女将が説教しながらそれぞれ人生の大切な事に気づいていく・・・そんな話かな、と思っていたのですが、まったく違っていて女将はどちらかと言うと寡黙なタイプ。
どうして、おでん屋を開いたのか、元占い師の経歴とはどんなものなのか、お客の婚活事情より女将の昔話やおでん屋のオーナーの話の方が面白かったです。
作者の山口さんは、食堂の話を書かれてる事が多く調べてみると、食堂で働きながら執筆活動をされていてご自分も「食堂のおばちゃん」だった方で昔、賞をとった時に取材されているのを思い出しました。
人気本のようでシリーズ化されているので全シリーズ読んでみようと思います。
◆シリーズ本