以前、学習教室で一緒に働いていた同僚と久しぶりにご飯に行ってきました。
いつも仕事帰りの立ち話程度だったので、一度ゆっくり話をしてみたいと思っていました。
ずっと就活中の「とんでも話」を同僚に聞いてもらっていたのですが、その時の同僚の話から何となく「もしかして人生ちょっと似てるかも?」とずっと気になってました。
結論、同僚は私と全く同じ人生でした。
家族構成、親が宗教をしていること、親に可愛がられていないところまで全く同じでした。
唯一違うのは、「既婚で子持ち」かどうかでした。
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私が特に「おお!」と思ったのが、親に対する情の感じ方でした。
母と娘の関係は、「お母さんに認められたかった」とか「愛されたかった」という寂しい場合がほとんどなのですが、私は母と価値観が全く違う「合わない人」と分かっていたので母に何か思うことはありませんでした。
かといって、母に対する怒りもなく母が宗教に心酔したのは、母の親が原因だと思っているので育った環境が違えば母も違う人生だったはずだと、少し同情的に見てるとこもあります。
つまり、好きも嫌いもない何でもない人という感じ方です。
同僚も「(親から)本当に酷いことをされた」と言っており、自分にとって特別何かを思う相手ではないそうです。
「絶対言えないんだけど、(親の)お葬式に行ってないんだよね」とヒソヒソ声で言われ、同年代の人たちとの会話で親の話が出るときは、冷や冷やするそうです。
「どうして?」と聞くと、「親のお葬式に行ってないんて言えないよ(笑)」と言われ、そうか世代によって困る親話があるのかと知りました。
「(親と)全然繋がりがないし、親なしで生きてきたから介護のこととかさ、お葬式の話されても答えられないんだよね」と同僚は言う。
親が健康の時は、帰省とか母の日とかそういう家族イベントの話しづらさが、世代が上がると変わるのかと目からうろこでした。
頼れる身内がいないから保証人たてられない話とか、その中でシンママになったから食べていく大変さとか、ほがらかな風貌からは想像できない同僚の苦労話を教えてもらいました。
本当、頑張ってきたんだな~と思います。
子育てが終わったから、もう自分は死んでもいいと思ってたいたいけど、学生時代の同級生と趣味を再開したりと少しずつ自分の人生を謳歌し始めてるようでした。
お互いあまり生活について知らなかったので、ところどころの話で「アレ?」と思うところが互いにあり、やっとその謎が解けた感じでした。
正直、親が宗教にハマってたとこまで一緒ってビックリでした。
大衆宗教じゃなくて少数派宗教で、少数派宗教っていい具合に家庭壊すんだよね~w
しかも、親に対するクールな見方というか吹っ切れたさっぱり感?
「親に何も感じない」という悟った感情を否定しないで受け入れちゃった感じの人に会えるとは・・・互いにビックリでした。
ずっと、自分のような人に会ってみたいと思っていたけど、会ってみたら本当不思議でした。
でも、だからと言ってこれからも何かあったら相談させてください!みたいな熱いものなくw
「ほへ~」って感じで淡々と話してました。
何を話しても驚かれず、聞き返されずスムーズに会話ができる解放感はカウンセリング以来かな?
同僚は、子供がいるから「一人じゃないな」って思うんだそうです。
私は、パートナーも子供もいないから本当に一人なんですが、同僚は「そういう全部受け入れてくれる人いると思うけどな~。どこにいるんだろうね?(爆)」
って、自分で突っ込んでたww
分かる。そういうの気にしない人いる。
でも、本当どこにいるんだろうね!(爆)
似た人生を歩む貴重な人に会えたんだから、それを受け入れてくれる人にもいつか会えるかもね。
そう信じたいし、そう思って生きていく!