まんまのタイトルですが、犯罪予備軍の若者たちに刑務所体験をさせるドキュメンタリーです。
「世界まる見え」でちょっとやってたんですよね。
++++
自分が悪いことをしてるという意識がない10代の少年少女たち
囚人たちから刑務所の悲惨さを思い知らされます。
番号で呼ばれ人間として扱われない囚人たち
凶悪犯やギャングもいて、刑務所内でも殺人事件が起きるんだとか。
強がっていた少年少女たちも、囚人たちの必死の訴えに心動かされる者もいます。
それは、彼ら(囚人)が少年少女たちに昔の自分を重ねているからです。
10代で犯罪を犯し、20年30年といる囚人たちも歳を取ります。
なぜ、自分が犯罪を犯したのか。
なぜ、自分は刑務所に入ることになったのか、だんだん分かってきます。
少年少女たちは、自分たちと似ている。
育った環境や境遇が似ていること、その境遇から抜け出さないと自分たちと同じ道をたどることになると囚人たちは分かっています。
++++
少年少女たちにとって、犯罪はゲーム感覚ですが囚人は言います。
「犯罪者は必ず捕まる」と。
「自分が捕まると思ってる犯罪者がいるとでも?誰も捕まると思ってない」
囚人たちの大半は、仲間に裏切られています。
「裏切らないって誓ってたんだぜ」
「仲間だと思ってた全員が証言台で俺を指した」
少年少女も囚人も家庭環境が悪かったり、両親が揃っていなかったり家庭に問題がある場合がほとんどで囚人が少年に言います。
「親と同じ道をたどる必要はない」
「周りに影響されるな、お前にはお前の生き方がある、自分の考えを貫け」
将来成功したいという万引き常習犯の少年に囚人は言います。
「会社が万引き犯を雇うか?雇わないよな、なぜだ?そうだ、盗むかもしれないからだ」
囚人たちの少年たちへのアドバイスが、もんのすごい的確過ぎてすごい印象に残りました。(この話は、シーズン1の2話目です)
++++
この経験を通して生き方を改めてる少年少女もいますが、変わらない人もいます。
このプログラムを通して、一人でも救えたらという願いがあるそうです。
本当に牢獄のような暮らしなので、ここで暮らしたくなければ生活を改めろという囚人の言葉はリアルです。