図書館から予約本のお知らせが来た。
私、小田さんの年齢を知ったのはごく最近。
えっ…小田さん70歳なのw
小田さんがオフコースと言うバンドを組んでいた事も、大ヒットした「さよなら」がバンド時代にヒットさせてた事も知らなかった。
でも、仕方ない。
オフコース結成から解散まで、ほぼ生きてない私には分からない(爆)
小田さんで1番不思議なのが、70歳のあの高音ボイスではなかろうか。
ご本人も、キーが高いのは認めてらして、ライブで無理して出してる時もあるが、多少喉の調子が悪くても本番になると出ちゃうんだとか。
小田さんの歌って始まりから高いからサビなんてマネしようもんなら喉から大量出血もんだよね(爆)
この本でとても印象的なのが、アーティスト独特の尖のあった小田さんが、どんどんほぐれて行く事です。
小田さんが生死をさまよう事故にあった時、ファンからの心配に感銘を受け、その後ファンとの接し方が変わります。
身内でもない自分を心配してくれるファンに「もっと喜んでもらわなきゃ」と思い、考えて出来たのが「花道」です。
コンサートで花道を小田さんが歩くとファンが喜びます。それを見て小田さんは、「お客さんが本当に喜んでくれる。こんなに笑顔になるんだなぁ」と、嬉しくて手を振る自分に「図々しくなった」んだと。
通路まで降りると皆んな触りたがるじゃないですか。それを「あぁ、触りたいんだな。だから、できるだけ腹を立てないようにして(笑)」と言います。
この事故からファンとの接し方が変わる過程の話がすごく素直でビックリします(笑)
あと、アーティストてファンの気持ちが意外に分からないんだともビックリ(笑)
私達ファンは、アーティストに気づいて欲しくて手振ったり、近くで見たくて「神席」を願ったりするわけじゃないですか。
でも、アーティストはずっとアーティストで来たから、ファン心理を意外に知らないんだと。で、小田さんは考える。
「どうすればお客さんが喜んでくれるんだろうか?」と。
この辺りは実際に読んで頂きたいのですが、この駆け抜ける小田和正の背中。
カッコいいですね〜(笑)