すんごい題名なんですが、まさにこういう感想しか抱けない本を最近2冊ほど読み流ししました。
あまりに人気の本なので図書館で予約して読んでみたんですが、よくもまぁこんなけ愚痴だけの本を出せたなとww
80代越えて書く本は売れやすいらしく、確かに人生経験豊富で80年以上も生きた人生てどうなんだろうと興味は沸く。
でも、愚痴と文句と「私が若い時は~」が多い本は読んでて疲れるだけ。
読みながら思ったんですが、今若い世代がいつか年を取って本を出す事になったらこうなるのではないか。
「私が若い時は、まだ『スマホ』という携帯電話が普及し始めた頃で、連絡が密に取れる時代になったので、夜遅い帰宅でも家とすぐに連絡をとり迎えに来てもらえたり、変質者情報もすぐに飛んで来るので昔に比べて夜道がより安全であった。それなのに今はどうだろう(愚痴が続く)」
要は物事の取り方なんだよね。
読んだ本の中で、「昔は遅くなると近所の人に『家に帰れ!』と怒られ夜の町をうろつく子どもなんていなかった」と書かれているのですが、いつの時代にも病める子どもはおり、「遅くまで塾に行き、子どもは遊ぶ事を忘れた」との嘆きも、塾に行く事が楽しく、受験が子どもの達成感を味わう経験として彼らの人生にプラスになっているのなら、それで良いのである。
自分が「良し」と思わないので「嘆かわしい」と変換されているんだろうと思う。
「昔は先生に権力があり、教室が荒れる事なんてなかった」という昔話ですが、人間が密集する場所では必ず問題が起きるのです。
その問題の種類が変わっただけ、メディアは「炎上」しか取り合げないから「良き事」は余程の美談でもない限り取り上げないので、自分の物の見方がメディアに乗っ取られないよう気を付けたい。
以前読んだ100歳近い人の本は、歳を取ったがゆえの対処の仕方や仕事を現役で続ける喜びが書かれていて、読んだ後に良い爽快感で終わりました。
年を取った時、前者の著者のようになりたくない、というのが今回の本の一番の感想でした。