南極にある昭和基地で料理人をされていた綿貫さんのインタビュー記事を読んで、女性でも南極に行けるんだと興味が沸いて読んで見ました。
南極に行くって、とても難しい(就活のように応募→面接と進んで行く)事なんだなと知りました。
何となく、研究者や自衛隊のような一般から離れた人たちが、指名や組織の中だけの募集を受けて行くイメージがありました。
綿貫さんは、本当に民間(?)からの採用(何度かのチャレンジの後の合格)で派遣されたようです。
綿貫さんが脚光を浴びたのが、「悪魔のおにぎり」と言われるSNSで広がった病みつきになるおにぎりの発案者でもあったんですね(知らんかった~へぇ)
彼女、既婚者で子供もいるので、本のレビューなんか見るとお決まりに「子供を置いて行くなんてけしからん!」的なコメントもあるのですが・・・そら、家族了承のもとやろwと突っ込まずにはいられませんでした。
なぜうえ、父ちゃんは行って来い!で、母ちゃんはけしからんねん。
綿貫さん自身、家族の理解あってこそ&家に母がいなくなる家族への感謝とともに、主婦でも挑戦する事の大切さや夢を叶える素晴らしさも書いています。
また、結婚して子供がいる自分だから男性隊員が言いにくい事を言ってくれる事が、限られた空間で生活する環境づくりをする事ができたと書かれてもいます。
この辺りの話は、実際に読んでいただきたいのですが、南極の仕事って思った以上に過酷で、ちょっとした判断ミスが「死」に繋がる恐い環境なんだなと思いました。
ところどころにあるメモ書きのようなページに、悪魔のおにぎりのレシピやらが書かれているのですが、参考になったのが災害などの非常食には、食べ慣れている物を準備して置く方が良いらしく、いざ災害が起こって食べようにも、普段食べ慣れていない物を突然食べるのは食べにくいそうです。
私が南極で働く事は絶対ないと思いますが(爆)、読んでいると、結構、南極に魅せられる人多いんですね。