前回の学習教室についての続きですが、働いてみて分かったことがあります。
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学習能力は生まれた時から決まっている
働き始めたら、すぐに感じることだと思います。
子どもの学習能力は小学1年生ですでに差がついているそうで、能力が高いクラスと一般クラスを受け持ってみて実感しました。
「分からない子はどんなに説明しても分からない」「できる子はできるし、できない子はできない」と先生業をしている人たちは言うのですが、多分そうなんだと思います。
なぜそんなに差がつくのか
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全てのカギは読解力である
「読解力」と言えば国語を連想すると思いますが、読解力は全ての科目で必要です。
算数では、計算を導くワードや必要な数字を選別する必要があります。
「倍にする」「切り分ける」「おつりをもらう」
「1ダース」「6Lのビーカー」「3セット180円」
問題文から、どんな式でどんな数字を使うかひも解く必要があります。
「問題を解く」とは、「文章を読み解きなさい」ということなんですね。
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勉強ができない子の末路
算数が苦手、勉強が嫌いな子はたくさんいます。
それに問題はないと思います。(勉強って楽しくないですからね~)
ただ、勉強ができなくてズルをしたり暴言を吐く子どもは危険です。
勉強ができなくても明るくあっけらかんとしてる子どもは、勉強以外のところで飛躍していけるからあまり気にならないのですが、宿題を隠したりカンニングしようとする子が将来どうなるか。
心配ですね。
この子はどうなっていくのだろうかと。
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塾と教室に差はない
学習教室で進学校を目指し合格する子どもたちはいます。
運営の先生によれば、テキストをみっちり繰り返しすることで合格は可能なんだとか。
と、いうより本人の諦めない気持ちが一番大事なようです。
実際私も、試験数か月前に突然受験を目指しテキストをみっちりやり合格した子を知っています。
やる気のない子やできない子(取り組まない子)に、大金を払って進学塾に入れても恐らく合格はないだろうなと先生業をしていて思います。
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結論
学力の差は、本人の生まれ持った能力と性格なんだと思います。
しかし、勉強ができなくても本人の持ってる性格が一番大事なんだと思います。
勉強ができない兄弟がいて、一人は敬語が使えず先生に常にタメ口で不平不満を吐き宿題を隠そうとします。
同じく勉強が苦手なもう1人も不正解ばかりですが、「こんにちは」「ありがとうございます」「お願いします」「さようなら」と大きな声で挨拶と大人に敬語が使えます。
勉強ができなくても、生きる能力が高いことは重要です。
勉強ができないより子どもの勉強に向き合う姿勢や生活態度の方重要なんだとたくさんの子どもたちを見ていて思います。